「魂の人力車ー門司港 つなぐ命と受け継ぐ命」
著者:長尾修志 著
今だからこそ見つめて欲しい時代がある。今だからこそ思い出して欲しい時代がある。
門司港えびす屋の人力車車夫が人力車で出会った48の実話。
戦後、復興を続け経済大国となった日本の生活は豊かになり、平和な国家として歩んできた筈であったが、残虐かつ卑劣な事件が後を絶たない。どこか温もりのあった時代は忘れ去られたかの様に、人々の信頼関係や命の尊さが失われつつある世の中へと変貌してしまった。
著者は門司港で人力車車夫で出会った人々の想いとその時代を見つけてきた門司港のエッセイを通して、今の時代にメッセージをおくる。図書館協会選定図書