「ラグビーのちから」
著者:上野裕一 編著
本書は、日本ラグビーの成功のためにもすぐれた手引き書である。--ラグビー日本代表ヘッドコーチ ジョン・カーワン
「私の人生は、ラグビーから多くのものを得た。ごく普通の規則にしたがって生きようとする人の人生においても、ラグビーは多くのものを与えるはずだ。ラグビーでは、自分自身とルールを尊重し、相手のプレイヤーと彼がこのスポーツに傾けてきた努力を尊重しなければならない。またレフリーを尊敬し、その決定の正誤に疑問を持ってはならない。ラグビーは、もう無理だと思ったときにでも、自らを立ち上がらせ、チームメートがもう立ち上がれないと考えているときにも彼を助けて立ち上がらせようとする。ラグビーは自分自身に対して、そして自分の周りにいる人に対して誠実であることを求める。こうしたシンプルなことをやっていけば、ラグビーによって、世界中に友達ができ彼らと友情を育むような人生を送ることができる。勝っても負けても顔を上げていられる。ラグビーは人がいつも前に進むべきことを示すゲームである。しかしそれはチームメートの助けあってのことである。
私にとってラグビーは人生を省察することである。