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「伝承文学のなかにスポーツ文化を読む」スポーツ学選書15

著者:稲垣正浩 編著

「決闘」や「果たし合い」といった「力くらべ」の段階にあるもの、そこから抜け出そうと「移行期」にあるもの、さらに「命」と「けが」を排除・隠蔽する「力くらべ」、すなわち「近代スポーツ」へ。 このような「過渡期」のスポーツ文化に立ち会う楽しさがここにある。 神々の世界の自由奔放で開放的な「エロス」の世界を覗き見ると…。 『イーリアス』下—英雄の死を弔うための墓前競技(ホメーロス著、呉茂一訳、岩波文庫) 『ヒッポリュトス パイドラーの恋』—狩猟の名人なるがゆえの悲劇(エウリーピデース作・松平千秋訳、岩波文庫) 『仕事と日 農事暦と日の吉凶』—健全な肉体に健全な精神の宿ること(ヘーシオドス著、松平千秋訳、岩波文庫) 『ナラ王物語 ダマヤンティー姫の数奇な生涯』—「威光」を放つ王の身体(マハーバーラタ著、鐙淳訳、岩波文庫) 『ゲルマーニア』—ゲルマンに源を発するドイツ「スポーツ王国」(タキトゥス著、田中秀央・泉井久之助訳、岩波文庫) 『古事記』—「エロティシズム」みなぎる神々の世界(倉野憲司校注、岩波文庫) 訓読『日本書紀』中下—相撲・蹴鞠・水泳・鷹狩り・闘鶏の最古の記録(黒板勝美編、岩波文庫) 『ベーオウルフ 中世イギリス英雄叙事詩』—「フェア・プレイ」のルーツとキリスト教(忍足欣四郎訳、岩波文庫) 『ローランの歌 狐物語』—バスク民族の「ペロタ球戯」を抑圧・隠蔽するキリスト教文化(佐藤輝夫訳、ちくま文庫) 『ニーベルンゲンの歌』前編—「愛」と「命」を賭けた英雄の求婚競技(相良守峯訳、岩波文庫)〔ほか〕